前編は↓↓こちら↓↓から
こうしてMちゃんと付き合うことになった僕は、人生最高潮ともいえる、幸せを感じていた。
その幸せから1か月後には、うつ寸前まで突き落とされることも知らずに。
付き合ってからの初デートはランチに行くことに。
LINEで前日に「12時に駅集合ね!」と送ったところ、Mちゃんから「わかった!楽しみにしているね!」と返信が。
そして、当日僕は待ち合わせ場所に早めに到着した。
そして、約束の12時。
mちゃんは来ない。
「いつ頃になりそう?」とLINEを送る。
15分経過。
LINEは既読にすらならない。
え、もしかしてシカトされてる?
そんな不安を抱えながら、待つこと30分。
MちゃんからLINEが。
「もうすぐ着くー!」
若干Mちゃんは時間にルーズなところがあったので、まぁしょうがないかと思い直す僕。
それよりむしろ会える楽しみでいっぱいだった。
しかしそれから15分が経過してもMちゃんは来ない。
さすがにちょっとイラッとしてきた僕はMちゃんに電話を掛けたら
「今どこ?せめてあと何分くらいで着くか教えてくれない?」
というと
「なんでそんなに怒るの?分からないものは分からない!!」
と、逆ギレされた。
自分の着く時間がわからないとか、あるか普通と思いながらも、ドタキャンされるのも嫌だったので、
「わかった。とりあえず待ってる。」
と答え電話を切った。
結局待ち合わせから1時間半遅れ、Mちゃんはやって来た。
悪びれた様子はなく、むしろ不機嫌そうだった。
でも僕は会えた喜びが勝り、なんとかMちゃんの機嫌を取り戻そうと頑張って話しまくった。
今考えるとこんなMちゃんを好きになる自分もメンヘラだったのかもしれないと思う。
そんなこんなでMちゃんに振り回される日々が1ヶ月ほど続き、僕は憔悴していた。
完全にマインドコントロールされ、客観的にこれが異常なことだと判断できない状態にあった。
宗教やマルチにハマる人、過重労働をして命をたってしまう人と、心理的な状態は一緒だったのだと思う。
そんな中、決定的な出来事が起きた。
Mちゃんと深夜バイト帰りに飲み屋街を歩いていた時だった。
その日はMちゃんの機嫌も良く、終始和気あいあいと会話していた。
そしたら急にMちゃんが笑顔で
「昨日あの人と飲みいったんだけどさ、やっちゃったんだよね」
とかましてきた。
それまでも何回か僕に嫉妬して欲しくてだと思うが、「あの人かっこいいよね」とか「あの人に飲みに誘われてるんだよね」
と言われることがあり、
その度に相手の狙い通り嫉妬していた僕だったが、その日は違った。
僕の中でサッと何かが冷静になるスイッチが押された。
自分はMちゃんのことはもう全然好きではない、ただMちゃんを手に入れたいという願望から動いていただけだと気が付いた。
そのことに気が付いた僕はその場で「別れよう」と伝えた。
すると
「いいの?本当に別れるの?」
とMちゃん。
「うん。もうごめん好きじゃなくなっちゃったわ」
と僕が続けると
「わかった。じゃサヨナラだね」
そしてMちゃんは瞬速で去っていった。
その瞬間、僕は、大学受験が全て終わった時、いやそれ以上の解放感に包まれた。
遂にMちゃんの呪縛から解き放たれたのだ。
今日は誰か誘って飲みまくるか!と携帯を取り出した時だった。
と思っていたときだった
Mちゃんから着信が。
もう今なら冷静に話せる。
そう思った僕は電話に出た。
「もしもし」
Mちゃん「ね、、今から死のうと思うんだけど、どの道路がいいかな…?」
ん!????
一瞬意味が良くわからなかった。
死ぬ?ってなんだ?なんで好きでもなかった俺と別れて死ななきゃいけないの?
しかし、もしMちゃんが飛び込みでもしたら、自分は人を殺したという十字架を背負っていきていかなければならない恐怖を感じた。
僕「どこにいるの!?今行くから」
Mちゃん「教えない」
僕「いいから教えて」
Mちゃん「マックの前の通り」
僕は自転車に飛び乗り一目散で向かった。
到着すると、Mちゃんは車道に歩いて行こうとした。
僕「やめなよ!」
Mちゃん「もう別れたから関係ないでしょ」
僕「いや飛び込む意味が分からないから!」
Mちゃん「いいじゃん勝手にさせてよ!」
そんな攻防が、サッカーの試合くらい続いた。
ハーフタイム無しで。
するとMちゃんも疲れてきたのか
「お腹空いた」
とボソッと言ってきた。
泣きじゃくっていたと思ったら、次の瞬間ぐっすり寝ている赤ちゃんと同じじゃないか。
まぁ僕もお腹は空いていたので近くのラーメン屋に行くことに。
食べていたらいつも通りのMちゃんに戻ってきて、普通に話すようになってきた。
そして1時間くらいたったであろうか。
お店を出るとあたりは明るくなり始めていた。
時計の針は5時を指していた。
もうさすがに大丈夫だろうと思い、
僕「今までありがとうね。じゃ!」
と言って別れようとした
すると笑顔で
Mちゃん「うん、じゃ飛び込んで来るね」
もう限界だった。
僕「うん、わかった!じゃ」
僕はMちゃんの方を見ずに立ち去った。
こうしてMちゃんとの地獄の日々は幕を閉じたのだった。
一応言っておくとMちゃんは今もちゃんと生きている。
福祉の大学に通っていたのだが、なぜか就職せずクラブでテキーラガールをやっているのはおいといて。
完
Mちゃんとの付き合いから学んだこと
絶対に下手アプローチはとっては行けない
好かれたい一心で、なんでも迎合したり、相手の好き勝手を許したりと下手下手に出たことで、相手が上、自分が下という関係性ができあがってしまった。
相手から見ると「ただの都合の良いやつ」になっていたのだ。
下手アプローチをしても、決して相手が好きになってくれることはない。
都合良く利用されて、振り回されておしまいだ。
好きな気持ちを伝えるのはいいが、決して「好きだからなんでもします!」という姿勢は絶対に自分に良いことは無い。
ビジネスの交渉の時も「なんでもします!だから契約してください!」と言って、契約を取っても、
相手のむちゃな要求に振り回され、結局損失を被ってしまう。
自分に利益がある範囲を判断することが大切だ。
特に恋愛経験が少なく自信がない人は、下手アプローチをしがちになので、注意してみよう。
僕の場合、恋愛経験が少なかったことに詳え、親がかなりの気分屋で、親の機嫌を損ねないように気にしながら生きてきたので、下手アプローチがしみついてしまっていた。
1人にコミットしすぎない
下手アプローチをしないためのポイントは、1人にコミットしすぎないこと。
下手アプローチは「自分にはこの人しかいない!」「この人と付き合わないと幸せになれないんだ!」というように、視野が狭くなり、心に余裕がなくなることが本質的な原因。
「まぁこの人と付き合えなくても、他にも気になる人はいるしいっか」くらい心に余裕があると、下手アプローチはしなくなる。
出会いは求めればいくらでもある。
1人にコミットしすぎないようにしよう。
精神的に健康な人と付き合う
僕が今回付き合ったメンヘラちゃんはかなり極端だが、世の中には軽いメンヘラちゃんは沢山いる。
付き合うことで、自分も幸せになる、成長できる相手を選ぼう。
決して自分が苦しむような恋愛はしない。
ワガママで行こう。
メンヘラでなくても例えば、
・嫉妬させるようなことを言ってくる
・情緒が不安定
・自分のパーソナリティーを侵害してくる
・自分の価値観で物事を決めつける
このような人と付き合うとしんどくなる。
恋人とは会社の人の次くらいに一緒に居る時間が長い。
その人がどんなメンタリティを持っているかで、自分のメンタリティ、人間としての成長に大きく影響してくる。
特に見た目重視で付き合いたいかを決める人は、中身を無視して付き合いがちなので気を付けよう。(僕です…笑)
もしメンヘラちゃんと付き合ってしまったら
今となって考えると、Mちゃんは自分に自信が無かった。だから、他者からの賞賛を得るために「あたしってモテるんだよね」というような発言をしたり、別れようとしたら「死ぬ」と言い始めて、気を引こうとしたわけだ。
もし、このようなメンヘラちゃんと付き合ってしまったら、即別れること。
メンヘラちゃんをNon メンヘラちゃんに変えることはできない。
そして一番気を付けなければいけないのは、メンヘラちゃんが暴走しないうちに、そしてメンヘラちゃんを傷つけないようにフェードアウトすること。
そのためには、
・メンヘラちゃんが自分に深く依存しない早い段階で別れること
・別れるときは、決して相手のせいにしない。「仕事が忙しすぎて会えない」など自分が原因であることを伝える。(自分が原因でも「好きな人ができた」とかは、相手の自信を傷つけるのでNG。
とにかく、恨まれないよう、辛抱強く、フェードアウトの交渉を進めること。
一気に突き放したりすると、最悪「一緒に死のう」的な事件に巻き込まれる可能性があることを心に刻んでおくこと。
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